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【一括VS積立VSリバランス】どの運用方法が最適?

疑問猫
疑問猫
前回はリバランス運用について学んだね!一見良さそうな運用方法だったけど、上昇トレンドでコツコツ利確する弱点のせいもあって、2020年1月から12月までの成績では最下位になってしまってたね・・・
makoto
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では、今回はそんなリバランス運用にはどんな特徴があるのかについて説明するよ。

※今回の記事は管理人の主観100%となっていますので、いつも以上に参考程度に読んでもらえれば幸いです。

0、前回の振り返り

こんにちは!makoto(@Makoto_beginner)です。前回は、仮想通貨のリバランス運用についての解説であった。詳細は前回の記事を読んでいただきたいのだが、簡単に振り返るとリバランス運用は「現金と仮想通貨評価額が同じになるようにバランスをとる」運用方法だった。

もし、運用対象とする仮想通貨の価格が半分になった後、再度運用開始時の水準まで戻ってきた場合、リバランス運用では資産が増えるということも学んだ。

ただし、欠点として仮想通貨の価格がずーっと上昇していくと、コツコツ利益確定してしまうため、一括投資や積立投資と比較して得ることのできる利益が減少してしまうことがあった。

これは、仮想通貨の代表ビットコインにて元本100万円を2020年1月から「一括投資」「積立投資」「リバランス運用」(文字色とグラフの線色が対応)のそれぞれで運用した結果を示している。

結果は一目瞭然、一括投資が抜群に成績がいい。

では、リバランス運用のメリットはどこにあるのかについて今回の記事で解説する。

1、リバランス運用のメリット

色々考えた結果、リバランス運用のメリットは利益というよりもメンタルに優しい運用方法であると結論づけた。

具体的には、以下のような観点だ。

1,資産価値を安定させて運用できる。

2,コツコツ利確し下落時には買い増ししてくれるので安心感がある。

一つずつ見ていく。

1,資産価値を安定させて運用できる。

以下は、ビットコインが暴落した2017年末のチャートになる。

最高値240万円から2カ月足らずで64万円まで下落した。

この頃は仮想通貨取引所「コインチェック」のCMが放送され、このCMには芸人の出川哲朗さんが出演していたこともあり、この時期に参入した人々のことをよく「出川組」と言う。

【CMはこちら(YouTubeリンクが開きます)】

出川哲朗、仮想通貨ビットコインのCMに出演 取引アプリ「コインチェック」CM「兄さんは知らないんだ」篇

仮にこの時期から1年間ビットコインの運用をしていたらどうだろうか。

結果は以下の通りだ。

先ほどと同じで、「一括投資」「積立投資」「リバランス運用」のそれぞれで運用した結果を示しているが、「一括投資」では100万円あった資産が17.6万円に下落している。

「積立投資」「リバランス運用」については、元本100万円から半分以下まで減少しているものの、「一括投資」よりは損失が限定的であることがわかる。

ただし、「積立投資」「リバランス運用」を比較すると、「積立投資」の方が若干優れていることが見て取れる。

「え、それじゃリバランス運用のメリットなくない?」と思ったあなた!私もそう思った。

しかし、最終的な利益ではなくグラフの形を見てもらうとわかるが、リバランス運用はリバランス効果が働くため、当たり前であるが資産価値の上下がどれよりも限定的であることがわかる。

これはメンタルという側面で考えると非常に優しい。毎日資産の価格が±何十万円と動く様子を見ていると、メンタルにダメージを受ける。

それを回避するには「リバランス運用」が非常に優れていると言える。

利益なんて追求しない、メンタルこそが重要なのである!(ゴリ押し)

2,コツコツ利確し下落時には買い増ししてくれるので安心感がある

これもメンタルに優しい。実際に仮想通貨を保有していると、

「これ以上上がるとは考えにくいな。ここらで利益確定していた方が絶対にいい!」と思うことがよくある。

しかし、一括投資や積立投資はいざその時が来るまで利確をしない方が利益を最大化できることは前回の記事でも説明した。

こういった時に「リバランス運用」の出番になる。こいつは仮想通貨価値が上昇すると利益確定してくれるのでこんなお悩みも無用になる。

これはリバランス運用の欠点である「コツコツ利確する」ことの裏返しのようなものだ。

最終利益の追求という点に関しては「コツコツ利確する」というのは欠点でしかないが、メンタル的にはコツコツ利確してくれた方が安心感が持てるというわけである。

2、「一括VS積立VSリバランス」どの運用方法が最適?

結論から言えば、リバランス運用はメンタルには優しい運用方法であるが、利益を追い求める運用方法ではないという結論に至った。

では「一括VS積立VSリバランス」の中で、自分に一番最適な運用方法はどれなのだろうか。目的別に考えると以下のような感じではないだろうか。

「一括投資」:

運用する仮想通貨の価格が長期的には上昇すると考えている&毎日の価格変動にメンタルが持つ&高いリスクを取ってハイリターンを追い求める

「積立投資」:

運用する仮想通貨の価格が大きく下落することも想定されるが、長期的には上昇し続けると考えている&毎日の価格変動にメンタルが持つ&リスクはそこそこ取って、そこそこの利益を追い求める

「リバランス運用」:

運用する仮想通貨の価格が大きく下落することも想定されるが、長期的には上昇すると考えている&毎日の価格変動にメンタルが持たない&利益はそこそこでいい

ちなみに、この結果から言うと私自身に一番合っているのは、積立であると言う結論に至った。

この記事を書いてて思ったのだが、そもそも仮想通貨の取引に興味がある人で「リバランス運用」を行いたいタイプの人はいないような気がする。それであれば、そのお金でインデックスファンドを買って放置した方がメンタル的にも利益的にも効率が良いのではないか。仮想通貨の取引に興味がある人は、そもそも仮想通貨の持つボラティリティ(価格変動の激しさ)によるハイリスクハイリターンな取引が可能であることに魅力を感じているわけであって「投資したお金全部無くしてもいい」くらいの気持ちで高い利益を追い求めているはずだ。つまり、そもそもメンタルが弱かったら仮想通貨取引なんてしていないのではなかろうか。

3、まとめ

1、リバランス運用は利益を追求する運用方法ではなく、メンタルに優しい運用方法である。

2、「一括VS積立VSリバランス」の中で最適な運用方法は目的によって異なり、それぞれの運用方法の特徴は以下の通り。

「一括投資」:

運用する仮想通貨の価格が大きな調整を挟まず上昇し続けると考えている&毎日の価格変動にメンタルが持つ&利益を追い求める

「積立投資」:

運用する仮想通貨の価格が大きく下落することも想定されるが、長期的には上昇し続けると考えている&毎日の価格変動にメンタルが持つ&利益を追い求める

「リバランス運用」:

運用する仮想通貨の価格が大きく下落することも想定されるが、長期的には上昇すると考えている&毎日の価格変動にメンタルが持たない&利益はそこそこでいい

(※)3、ハイリスクハイリターンを求める仮想通貨取引においてリバランス運用を使用するのはナンセンス。

今回の記事はリバランス運用の安定性を示すために書こうと思ったが、実際に検証をしてみると、仮想通貨取引においてリバランス運用を行うことはナンセンスであることが分かった。

今後は王道である積立に注力することにしよう・・・(こんな記事かいておいて何ですが、私は最近まで、何かに取り憑かれたようにリバランス運用を行っていました笑)

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