投資全般

(前編)【意外と知らない】投資で借金を負うことはない!?レバレッジと追証について

こんにちは!makoto(@Makoto_beginner)です。突然だが、皆さんは以下のような疑問を持つことはないだろうか。

疑問猫
疑問猫
ねぇ黒猫、投資について気になったことがあるんだけど
makoto
makoto
いらすとや猫ちゃんどうしたんだい?
疑問猫
疑問猫
投資って、株とかが安くなった時に買って、高くなった時に売ることで利益を出すんでしょ?
makoto
makoto
(厳密に言えば半分間違ってるけど)大体そんな感じだね!
疑問猫
疑問猫
ならさ、自分のお金で株を買えば借金なんて負うことなくない?だって、自分が買った時より安い値段の時に売らなければいいだけだし、仮にその株の価値が0円になっても株を買ったお金がなくなるだけだよね?
makoto
makoto
おおっ、いいところに気づいたね!私もかつては同じことを思っていたよ。その疑問を解決するには「レバレッジ」と「追証」について知る必要があるんだ。

1、投資で借金を負うことはない!?

先ほどの疑問猫の主張をまとめるとこうだ。株への投資を例とするが、

(1)自分が株を買った価格より低い価格の時に売らなければ良い

→【例】100万円で買った株は100万円以下の時には売らなければ良い

(2)そもそも株の価格が0円になっても、株を購入した資金が0になるだけ

→【例】100万円で買った株が0円になっても100万円分損するだけ。

ということを言いたいようだ。結論から言うと、

その通りである

疑問猫
疑問猫
「なんだ!投資で借金を負うことはないのか!安心した!」
makoto
makoto
いや、借金を負うことがないとは言っていないぞ!場合によっては借金を負うこともあるのでしっかり記事を読んで理解してね!

そう、場合によっては借金を負うこともあるので、注意が必要だ。

猫の集会劇場はこれまでにして、これらを理解するためには「レバレッジ取引」「証拠金」、「ロスカット」そして、「追証」についての理解が必要となる。

前編となる今回は「レバレッジ取引」「証拠金」そして「レバレッジ取引のメリット・デメリット」について解説していく。

全然難しいものは出ないので気楽に読んでほしい。

2、「レバレッジ取引」とは何か?

レバレッジ取引とは口座に預け入れた資金より大きな金額での取引が可能な取引

のことである。例を交えながら説明していく。

例えば元手として10万円があり、これを証券会社の口座へ入金したとする。

通常の取引であれば、10万円分の株しか買えない※1

しかし、レバレッジ取引を使えば20万円や30万円分の株を取引※1できるのだ。

レバレッジ取引では「最大レバレッジ」というものが定められており、最大レバレッジが2倍であれば口座に10万円しかなくても20万円分の株を取引できるようになる。最大レバレッジが3倍であれば30万円分の株を取引できるようになる。

これがレバレッジ取引と呼ばれるものである。

makoto
makoto
ちなみに実際の最大レバレッジはどの程度かと言うと、外貨を売買することで利益を出すFX(外国為替証拠金取引)を例にすると、日本では最大25倍、海外では100倍を超える取引所も存在するぞ!

※1:通常取引の時は「買う」、レバレッジ取引の時は「取引」と表現を分けたのは理由がある。この通常取引は「現物取引」と呼ばれていて実際に株を購入しており、その株は自分のものなのでどんな人にも売ることができる。しかし、レバレッジ取引では実際に株を購入しているわけではなく、あくまでも「買ったこと」にしているだけで、手元に実際の株があるわけではないので、ほかの人に売却したりはできない。少し難しいかもしれないが理解できなくても今回の記事には影響がないので分からなかったら無視してもらって構わない。

3、「証拠金」とは何か?

証拠金とは、レバレッジ取引のために口座へ預けているお金のこと

である。先ほどの例だと10万円が証拠金となる。レバレッジ取引では、この証拠金を元手に取引を行う。

4、レバレッジ取引のメリット・デメリット

では、レバレッジ取引のメリット・デメリットは何だろうか。

まず、メリットとしては「利益を大きくできる」ことにある。ここでFXを例にして、現物取引を行ったAさんとレバレッジ取引(最大レバレッジは25倍とする)を行ったBさんの例を考えてみる。

購入時のレート : 1$  = 100円

Aさん → 10万円で1000$購入(10万円相当)

Bさん → 10万円の証拠金で、25000$購入(250万円相当)

売却時のレート : 1$  = 110円

Aさん → 1000$を売却(11万円相当):11万円-10万円 = 1万円(利益)

Bさん → 25000$を売却(275万円相当):275万円-250万円 = 25万円(利益)

単純にレバレッジ分だけ多くの利益、上の例でいえば25倍の利益を出すことができる。

つまり、手元に資金がなくてもレバレッジ取引により大きな利益をつかむ事ができる訳である。

では、デメリットは何だろうか。ここまで読んでいる方なら気づくかもしれないが損失が出た場合は「損失が大きくなってしまう」事だ。一応例を挙げると、

購入時のレート : 1$  = 100円

Aさん → 10万円で1000$購入(10万円相当)

Bさん → 10万円の証拠金で、25000$購入(250万円相当)

売却時のレート : 1$  = 90円

Aさん → 1000$を売却(9万円相当):9万円-10万円 = -1万円(損失

Bさん → 25000$を売却(225万円相当):225万円-250万円 = -25万円(損失)

このように、レバレッジ分だけ損失も大きくなってしまう。まとめると、

レバレッジ取引は、元手資金がなくても大きな利益を出す事が可能。その反面、損失もその分大きくなる

makoto
makoto
ちなみにレバレッジ取引は「信用取引」と呼ばれる取引のうちの一つで、この「信用取引」にはレバレッジ取引の他にも株や通貨を持っていないのに売る事ができる「空売り」などが可能だ!この「空売り」を使えば、株や通貨の価値が下がる時にも利益を出す事が可能となるんだ。詳細は別の記事で解説する。

5、まとめ

1、レバレッジ取引とは口座に預け入れた資金より大きな金額での取引が可能な取引のこと

2、レバレッジ取引のために口座へ預けているお金のことを「証拠金」と言う

3、レバレッジ取引は、元手資金がなくても大きな利益を出す事が可能。その反面、損失もその分大きくなる

6、次回予告

疑問猫
疑問猫
へぇ、勉強になったよ!ありがとう!
makoto
makoto
レバレッジ取引は、投資が危険だと思われる原因の一つなんだけど、うまく活用することでより多くの利益を出す事ができるよ!(ちなみに、管理人はビビリだから多くても3倍程度にしてるよ)
疑問猫
疑問猫
でもさ、結局レバレッジをかけてても自分が買った時より安い値段で売らなければいいだけでしょ?やっぱり、借金なんて負うことはないように思えるんだけど。
makoto
makoto
そう思うよね?でも、今回紹介したレバレッジ取引には切っても切れない存在の「ロスカット」と言う仕組みがあるんだ。そこについては次回の記事で解説するよ。
疑問猫
疑問猫
(早く投資で稼いでち⚪︎〜る食べ放題バイキングに行きたいなぁ)

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