こんにちは!makoto(@Makoto_beginner)です。今回は「人類最大の発明」とも言われる複利について解説を行い、それを踏まえて投資信託では、なぜ分配金を「再投資」した方が良いのかについて説明を行う。
1、「単利」「複利」とは?
一般に預金や投資においては預けたお金に対して利子がつく。
この預けたお金のことを「元本」と言う。そしてある期間で元本に対してどれだけお金が増えるのかを表したものを「利率」という。
そして、「単利」「複利」とは、
単利 : 「元本に対してのみ」利子がつくもの
複利 : 「元本+増えた利子」に対して利子がつくもの
たったこれだけである。少しイメージしにくいかもしれないので図を使って説明することにする。
今回は、元本を100万円とし1年間での利率(年利)を10%として5年間預けた場合を考える。
まず、単利の場合は元本100万円に対して利率10%なので、毎年10万円ずつ利子がついている。そのため、5年後には150万年となっている。
次に複利だが、複利は「元本と増えた利子を足し合わせたもの」ついて利率がかかってくる。そのため、1年目は先ほどと同じ10万円が利子となるが2年目になると100+10=110万円に対して10%の利率分だけ利子がつくので、2年目につく利子は110*10%=11万円となる。これ以降5年目まで同様の計算を行うと、合計161万円となり、単利と比較して複利では11万円近く多く利子がもらえることになる。
なんとなく複利の凄さがわかってきただろうか?続いて、具体的な例を使って説明する。
2、複利のすごさを実際に体感してみる
この複利は、時間が経てば経つほど真の威力を発揮する。そこで、以下のような例を考える。
Aさんは元本として100万円を用意し、毎月1万円を45年間積み立てていくことにした。この時、「預金(年利0%とする)」「年利5%単利の投資」「年利5%複利の投資」の3つのケースではどのように資産の評価額が変化していくのだろうか
答えはこのようになる。
複利のすごさが一瞬でわかるだろう。45年後、預金では640万円となっている。
それに対して、単利5%の投資では865万円(+225万円)となった。これでも十分すごいが、複利はそれを遥かに超えてくる2911万円(+2271万円)を叩き出している。
つまり、これはもともと640万円にしかならなかったお金を3000万円近くにしているということだ。
ちなみに、同じ利率で毎月5万円を積み立てていけば45年後には億万長者になれる計算だ。(1億960万円)
ちなみに、あのアインシュタインも複利のことを「人類最大の発明」と言ったそうな・・・
3、複利はどのようにしたら実現できるのか?
では、実際にこの複利運用のご利益にあやかるにはどうしたら良いのだろうか。
実は、この記事の最初に答えを書いたが「投資で得た利益を再投資」すれば複利運用となる。
投資信託であれば、分配金が支払われるがこれを受け取るか再投資にまわすか選択できる。
以下はSBI証券の画面だが、「分配金受取方法」のとこに「再投資」があるのが分かると思う。
これに加え、先ほどの例のように毎月一定額を積み立てることでより複利の恩恵を受けられる。
4、まとめ
1)単利 : 「元本に対してのみ」利子がつくもの
2)複利 : 「元本+増えた利子」に対して利子がつくもの
3)複利運用をするためには、投資で得た利益を再投資すれば良い
4)加えて積立を行えばより複利運用の恩恵を受けられる
5)とにかく複利はすごい
ここで出てきた「複利」に関連する「連続複利」についても記事を書いていますので、是非読んでください。
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