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【Pineスクリプト道場】#4 「演算子」とは?

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(更新履歴)2021/4/30 比較演算子について解説を追加しました。

makoto
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こんにちは!makoto(@Makoto_beginner)です。プログラミングを勉強するにあたって、必ず必要となる知識である「演算子」。名前こそ難しいものの、全く難しいものではないのでさくっと勉強しましょう!これらはプログラミングにおいて一般的な知識であるため、既にプログラミング経験のある方は流し読みしてもらって結構です。前回の記事をまだ読んでない人はそちらも読んでね!
こんな人向けの記事です

1、そもそも演算子を知らない人

2、演算子の扱い方を知らない人

では早速!

1、演算子とは?

すごく簡潔に言えば、

「+」、「-」、「AND」、「OR」などの「演算に使う記号のこと」ことである。

では、そもそも演算とは何かについて解説する。

2、演算とは?

「演算」とは計算を行うことである。

そして、「演算」は分類すると「算術演算」と「論理演算」、「比較演算」の3つに分けることができる。

それぞれについて具体例を交えながら説明を行う。

(1)算術演算とは?

算術演算とは、「足し算」「引き算」「かけ算」「割り算」などを使う演算のこと。

例えば、以下の図ではりんごの合計個数を求める計算をおこなっている。

これが算術演算である。日常生活でもよく使う演算なので特に難しくはないと思う。

(2)比較演算、論理演算とは?

比較演算、論理演算とは論理式が正しいか正しくないかを判断する演算のこと。判断の結果として得られる値を論理値といい「真」か「偽」の2つの値しかとらない。

「真」「偽」というと難しいが、「真」とは「はい」のことで、「偽」とは「いいえ」のことだと思ってもらえれば良い。

これは日常生活ではあまり使用していない気がするが、実は人間の脳内では毎秒この演算をしている。

例えば、あなたがとにかく安いパソコンが欲しいと考えているとする。性能は考えない、とにかく安いパソコンが欲しい。

そんなあなたの目の前に以下のパソコンが並べられていればどのような判断をするだろうか。

もちろん、左のパソコンを選ぶことだろう。では、どのような判断を脳内で行ったのか見ていくと、こんな感じではなかろうか。

①「左のパソコンの価格は右のパソコンの価格より安いか?」(論理式)

②「はい(真)」(論理値)

③「左のパソコンを買う」

実は、①から②にかけてやっていることは比較演算だ。

そして①は論理式、②はその結果得られる論理値だ。

この例を見るとわかるが①の論理式に対して②の結果は「はい(真)」か「いいえ(偽)」の2つの値しかとらないことがわかる。(パソコンの価格が同じ場合も「いいえ」となる)

このように、論理式をもとに「はい」か「いいえ」かの判断を行う計算のことを比較演算という。

では、論理演算とは何かというと、例えばパソコンを買う条件に「重さが1kg以下」という条件が追加であった場合などだ。

この場合、「2つのパソコンで安い方」&「重さが1kg以下」という2つの条件を満たす必要がある。このように、複数の真偽値を合成して最終的な真偽値を求める演算のことを論理演算という。

(3)再度演算子とは?

再度、演算子とは何かというと、

「+」、「-」、「AND」、「OR」などの「演算に使う記号のこと」ことである。

では次にどのような演算子があるのか見ていこう。

3、代表的な演算子を紹介

(1)算術演算子

演算子 説明 使用例

()は答え

+ たし算や正の値を表す際に使用。 2+3(5)、+4(4)
ひき算や負の値を表す際に使用。 3-2(1)、-3(-3)
* かけ算をする時に使用。 2*3(6)
/ わり算を使用する時に使用。 4/2(2)
% わり算の余りを出す際に使用。 10%3(1)

 

(2)比較演算子、論理演算子

演算子 説明 使用例
< 比較演算に使用。A<Bと記述すればAがB未満の時に真を返す。 A<B
<= 比較演算に使用。A<=Bと記述すればAがB以下の時に真を返す。 A<=B
> 比較演算に使用。A>Bと記述すればAがBを超える時に真を返す。 A>B
>= 比較演算に使用。A>=Bと記述すればAがB以上の時に真を返す。 A>=B
== 比較演算に使用。A==Bと記述すればAとBが等しい時に真を返す。 A==B
!= 比較演算に使用。A!=Bと記述すればAとBが異なる時に真を返す。 A!=B
and 論理演算に使用。A and Bと記述すればAもBも真なら真を返す。(ただし、変数A、Bはともに数値ではなく論理値である必要がある) A and B
or 論理演算に使用。A or Bと記述すればAかBのどちらかが真なら真を返す。(ただし、変数A、Bはともに数値ではなく論理値である必要がある) A or B
not 論理演算に使用。not A と記述すればAが偽なら真を返しAが真なら偽を返す。(ただし変数A、Bはともに数値ではなく論理値である必要がある) A and B
if 条件分岐に使用。if A and B と記述すればAもBも真の時に処理を実行する。(ただし、変数A、Bはともに数値ではなく論理値である必要がある) if A and B

4、まとめ

1、演算子とは、「+」、「-」、「AND」、「OR」などの「演算に使う記号のこと」ことである。

 

2、演算は「算術演算」と「論理演算」の2種類が存在し、

算術演算とは、「足し算」「引き算」「かけ算」「割り算」などを使って計算を行う演算のこと。

論理演算とは、論理式が正しいか正しくないかを判断する演算のこと。判断の結果として得られる値を論理値といい「真」か「偽」の2つの値しかとらない。

では、今回で演算子の概要が理解できたと思うので次回は「=」と「==」の違いについて解説することとする。

お楽しみに!

 

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