こんにちは!makoto(@Makoto_beginner)です。突然だが、皆さんは以下のような疑問を持つことはないだろうか。
1、投資で借金を負うことはない!?
先ほどの疑問猫の主張をまとめるとこうだ。株への投資を例とするが、
(1)自分が株を買った価格より低い価格の時に売らなければ良い
→【例】100万円で買った株は100万円以下の時には売らなければ良い
(2)そもそも株の価格が0円になっても、株を購入した資金が0になるだけ
→【例】100万円で買った株が0円になっても100万円分損するだけ。
ということを言いたいようだ。結論から言うと、
その通りである
そう、場合によっては借金を負うこともあるので、注意が必要だ。
猫の集会劇場はこれまでにして、これらを理解するためには「レバレッジ取引」、「証拠金」、「ロスカット」そして、「追証」についての理解が必要となる。
前編となる今回は「レバレッジ取引」「証拠金」そして「レバレッジ取引のメリット・デメリット」について解説していく。
全然難しいものは出ないので気楽に読んでほしい。
2、「レバレッジ取引」とは何か?
レバレッジ取引とは口座に預け入れた資金より大きな金額での取引が可能な取引
のことである。例を交えながら説明していく。
例えば元手として10万円があり、これを証券会社の口座へ入金したとする。
通常の取引であれば、10万円分の株しか買えない※1。
しかし、レバレッジ取引を使えば20万円や30万円分の株を取引※1できるのだ。
レバレッジ取引では「最大レバレッジ」というものが定められており、最大レバレッジが2倍であれば口座に10万円しかなくても20万円分の株を取引できるようになる。最大レバレッジが3倍であれば30万円分の株を取引できるようになる。
これがレバレッジ取引と呼ばれるものである。
※1:通常取引の時は「買う」、レバレッジ取引の時は「取引」と表現を分けたのは理由がある。この通常取引は「現物取引」と呼ばれていて実際に株を購入しており、その株は自分のものなのでどんな人にも売ることができる。しかし、レバレッジ取引では実際に株を購入しているわけではなく、あくまでも「買ったこと」にしているだけで、手元に実際の株があるわけではないので、ほかの人に売却したりはできない。少し難しいかもしれないが理解できなくても今回の記事には影響がないので分からなかったら無視してもらって構わない。
3、「証拠金」とは何か?
証拠金とは、レバレッジ取引のために口座へ預けているお金のこと
である。先ほどの例だと10万円が証拠金となる。レバレッジ取引では、この証拠金を元手に取引を行う。
4、レバレッジ取引のメリット・デメリット
では、レバレッジ取引のメリット・デメリットは何だろうか。
まず、メリットとしては「利益を大きくできる」ことにある。ここでFXを例にして、現物取引を行ったAさんとレバレッジ取引(最大レバレッジは25倍とする)を行ったBさんの例を考えてみる。
購入時のレート : 1$ = 100円
Aさん → 10万円で1000$購入(10万円相当)
Bさん → 10万円の証拠金で、25000$購入(250万円相当)
売却時のレート : 1$ = 110円
Aさん → 1000$を売却(11万円相当):11万円-10万円 = 1万円(利益)
Bさん → 25000$を売却(275万円相当):275万円-250万円 = 25万円(利益)
単純にレバレッジ分だけ多くの利益、上の例でいえば25倍の利益を出すことができる。
つまり、手元に資金がなくてもレバレッジ取引により大きな利益をつかむ事ができる訳である。
では、デメリットは何だろうか。ここまで読んでいる方なら気づくかもしれないが損失が出た場合は「損失が大きくなってしまう」事だ。一応例を挙げると、
購入時のレート : 1$ = 100円
Aさん → 10万円で1000$購入(10万円相当)
Bさん → 10万円の証拠金で、25000$購入(250万円相当)
売却時のレート : 1$ = 90円
Aさん → 1000$を売却(9万円相当):9万円-10万円 = -1万円(損失)
Bさん → 25000$を売却(225万円相当):225万円-250万円 = -25万円(損失)
このように、レバレッジ分だけ損失も大きくなってしまう。まとめると、
レバレッジ取引は、元手資金がなくても大きな利益を出す事が可能。その反面、損失もその分大きくなる。
5、まとめ
1、レバレッジ取引とは口座に預け入れた資金より大きな金額での取引が可能な取引のこと
2、レバレッジ取引のために口座へ預けているお金のことを「証拠金」と言う
3、レバレッジ取引は、元手資金がなくても大きな利益を出す事が可能。その反面、損失もその分大きくなる。
6、次回予告
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